2012年1月31日火曜日

2月のスクーリング日程 課題など

受講者は5人に落ち着きそうです。

10日金曜日 午後7時半〜同10時半
24日金曜日 午後7時半〜同10時半

宿題は「書きたいネタ」を3本提案することです。
締め切りは9日午後7時半。
次回スクーリング開始の24時間前です。

みなさんのご健闘を祈ります。
何か質問があったら、いつでも相談してください。

2012年1月28日土曜日

こんな人が説明会に参加しました


<こんな人が説明会に参加しました>




どんなことに興味がありますか?
UJSでどんなことを体得したいですか?
参加する目的は何ですか?



(大学4年 男性) 
水俣病のいま 
3.11栃木県群馬県の現状
原発訴訟 水俣病との類似点
災害復興に興味


(年齢不問 女性)
法律制度のウエブ、ブログの運営で編集者的な役割をしている。
2000字を1300字にするには?
削りに苦労している。


(年齢不問  女性)
市民として腹が立つ 福島がなぜこんな目に?
いかなければわからない 親族にとめられrて行ってない
3月11日に福島に立ちたい
あやしくないようにしたい
どうして避難しないの?
子供を逃がしたいのだが、なかなか言ってくれない。
どう取材すればいいのだろう?


(会社員 たぶん30歳 男性)
高校でて、何となく「ものを書いていけたらなあ」と思った
大学ジャーナリズム専攻
イベント会社に勤めている


(若者 たぶん20代 男性)
烏賀陽のツイートをよく読んでいる
ハードコアパンクとのバトルおもしろかった
自分も音楽をやっている
話すスキルがない
授業料で参加できるかどうか悩む
人に伝えることのできる文字って何だろう?
トークライブやったりしてる。
交渉のやり方 ラブレターかくようなもの
ブログ書いて半年たつが スキルがあがった気がしない


(若者 たぶん20代 女性)
上記男性に誘われた
3.11の情報 テレビ「安全だ」ネットには違う情報が洪水
わけがわからない
デモすることもある
道路使用許可のため警察と話する 
経産省前座り込みの人と離す
まったく違う話が出てくる
デモやると「死ね」とか罵声受ける

声を上げるのは得意じゃないとわかった。
では自分はどう伝えたいのか?
みんなで考えようと思った。


(会社員 40代 男性)
半導体をつくっている
セールスエンジニアとはちょっとちがう
20歳から働いている
学年で烏賀陽より2年下
27年働いて年金もらえる資格あり
知りたい欲求強い
ネットでは上質なのも悪いのも同時に見えてしまう
出すのがこわい 恥ずかしい状況
言いたいことがいえない
東電とか政府に言いたいこといっぱい
声上げるだけでは ヒステリーと同じに思える
が趣味とか特別なことがないので、まずネタ出しで苦労しそうだ。



(自称ニート 20代 男性)
通信社で校正の仕事して
2年9ヶ月いた
自分で書きたい思いが強く退社
フリーの人におもしろい生き方をしている人が多いと思える。
烏賀陽に刺激を受けた。笑
興味のあるテーマ=「時代の変わり目で根性出すのは男か女か」
取材はやらないとわからないことが多すぎる




(2012年1月27日午後7時半〜10時)

2012年1月27日金曜日

うがやジャーナリズムスクールとは何か?

<A 目的>
これまでまったく「報道記事」を書いたことがない人。またはそれに等しい人。
ベーシックな「取材」「執筆」「公表」のスキルを知ってもらう。
「公開」を前提にした記事を書くことの緊張感を体験してもらう。
「読者」の反応を体験してもらう。

=座学ではなく実体験
「泳ぎ方」を教室で習っても無益です。
水に飛び込んだほうが早い。
しかしいきなり海を遠泳しようとすると溺れてしまう。
まずは浅いプールで練習しましょう。

=教授ではなく議論
烏賀陽は「教授」「先生」「教諭」ではありません。
一方通行の「教諭」「学生」が固定されると、受動的な態度に陥って上達のスピードが落ちます。

ネタ、企画、原稿などは受講者相互のディスカッション(論評、批評、議論などの意見交換)を中心に進めます。
他者の企画や原稿を「読者」として見ることで、理解と上達が早まります。
烏賀陽がディスカッションの司会に立ちます。

みなさんの持っている力を伸ばすお手伝いをする「コーチ」「インストラクター」。
烏賀陽は、自分の役割をそう考えています。

記事をブログの「模擬雑誌」で公開していく作業では、烏賀陽は「模擬編集長」をします。
オーケー、ボツなどの決定権は烏賀陽が持ちます。
実際に編集長がどのような役割をするか、体験してください。

なお、新聞社やテレビ局への「就職」準備は、学ぶ内容がまったく違います。
就職準備の指導はしません。
もし希望されるなら、アドバイスはします。

報道を「一生の仕事」にするつもりがなくても、まったくかまいません。
「ブログを上手に書けるようになりたい」
「調査と執筆の技法を学びたい」
そんな方も大歓迎です。
受講者各人の動機や進路はまったく問いません。
スキルだけ覚えて、自由に使ってください。

<B 手法>
ウエブサイトを「模擬発表媒体」に、実際にプロがやっている取材〜公表のプロセスを体験してもらう。
1本の記事を「ネタ選定」から「公表」まで育てる。

現在のところ「テキスト&フォト」のフォーマットを想定。
これは単純に動画取材を教えるスキルが烏賀陽にないから。
講師が見つかればやるかもしれません。

スクールは受講生みなさんのものです。
希望があれば能動的に提案してください。

スクーリングの進行予定
1)ネタ出し
2)企画会議。オーケーかボツか決める。決定権は烏賀陽。
3)取材の事前準備=アポ取り、資料収集など
4)実地取材=インタビュー、写真撮影など
5)原稿準備
6)原稿提出。オーケーか書きなおしか、全面取替えか。取材やり直しもありえる。
7)ブログで記事公開
8)フィードバック

スクールの進行はツイッターで公開していきます。
ブログにも書いて学習の歩みを記録します。
記事はブログで公開して一般からのフィードバックを募ります。
毎回「ノート係」を交代でお願いします。

取材に必要な道具(ノート、筆記具、録音機材、カメラなど)も言及します。

<C スクーリング>
2週に一回、東京都中央区勝どきの教室に集合。金曜日夜を予定。
烏賀陽の都合で変動する可能性があります。

<D ネット利用>
受講者同士がノウハウや情報を交換、共有できるようグーグルグループを用意します。
連絡は「グループ」「メーリングリスト」上で常時。


<E 受講料>
収入のある人=月3万円
ない人(学生、専業主婦、就労困難者、生活困難者)割引=2万円
の予定。
実はまだ決めてません。
欠席しても返還しません。

<F 定員>
5〜10人を想定。
増えすぎると内容が落ちます。
通信教育は今のところ考えていません。
対面式を想定します。

<G 背景>
日本では、記者としてのジョブスキル伝授は「社内教育」として新聞社とテレビ局が社員だけのために独占しています。
試験に合格して「社員」にならないとスキルを覚える機会に入れません。
それを誰もが学習できるよう、公開するのが目的です。

いま日本の新聞社やテレビ局は衰退の過程にあり、社内教育の機能を失いつつあります。
このままでは、新しい人材が報道の世界に入る道が閉ざされ、報道そのものが衰退します。
そんな危機感もあります。


<H そのほか>
スクーリングでは
アルコール以外の飲み物は飲用自由。
おにぎり、サンドイッチなど食べるのも自由。
全館禁煙。テラスも禁煙。
残念なことにネット回線がありません。
必要だと思う場合は各自Wi-Fi、スマートフォンを用意してください。
共同でWi-Fiを購入することも考え中。相談しましょう。

特別ゲスト講師を招いての「番外編スクーリング」も検討中です。


グーグルのアカウントID
ugayajs@gmail.com
(パスワードは受講者にのみ公開) 
公開先ブログ




2012年1月27日
烏賀陽弘道